慰謝料について
慰謝料という言葉自体はめずらしくなく、ニュースなどでも耳にすることのある言葉ではないでしょうか。
慰謝料というのは、みなさんがイメージしている通り、精神的損害(苦痛)に対する賠償金のことをいいます。かんたんにいえば、つらい思いというのを(とても難しいですが)金銭的に評価して、評価された金額を辛い思いをさせた相手方に支払ってもらうものです。つらい思いをして、心に傷を負っても、物理的に修理することは出来ません。そのため、慰謝料という金銭的な解決を図ることになるのです。
辛い思いを金銭的に評価するというのは、とても難しいことです。これを図る物差しなんてこの世に存在しません。それでも、裁判となれば金額を決めなければなりません。どのように決めるかというと、これまでに積み重ねてきた先例に基づいて、決定されます。
先例に基づくといっても、まったく同じ事情の案件というのはありません。
大事なのは、「あなた」の事情を丁寧にすくいあげることだと考えております。
心の傷に対する金銭的評価というものが難しいため、心の傷を癒すに足りる慰謝料を得るというのは、相当難しいことです。それでも、「あなた」の気持ちを置いてけぼりにせず、解決に向けて歩んでいきたいと考えております。
不倫・DV・モラルハラスメント・離婚・婚約破棄などで心に傷を負って「わたし」の慰謝料はどれくらいなのだろうとお悩みの方は一度ご相談ください。
この記事の執筆者
あい法律事務所
弁護士
山口 恭平(Yamaguchi Kyohei)
取扱分野
家事案件(離婚・男女問題、相続)
経歴
法政大学法律学科卒業後、早稲田大学大学院法務研究科に進学。卒業後、平成26年に弁護士登録。同年のぞみ総合法律事務所入所。平成29年にあい法律事務所入所。平成30年同事務所にてパートナー就任し現在に至る。