離婚したいが近所の目が気になる
(1)近所の目が気になって離婚できない理由
近所の目が気になる、つまり世間体を気にして離婚できない人は多くいます。
世間体が気になるとはどういう不安なのでしょうか?
①近隣との関係が深く、その人たちに知られることになると、またたくまに話が広がってしまう。恥ずかしくてそこで生活していけない。
②親が離婚していることを知られてしまい子どもがいじめにあってしまうのではないか
③会社の関係者に知れ渡り、会社に居づらくなってしまう
などの不安を抱えているのではないでしょうか。
①と③に縛られ、今の生活のまま過ごすことは不幸ではないでしょうか。自分の人生の価値は、他人の評価に左右されるようなものではないのではないでしょうか。
②を避ける方法を考えることはできます。戸籍上は子どもの氏が変わったとしても、卒業するまでは、今の氏で呼んでもらえるように学校に話すことも出来ます。②は立ち止まってしまう理由にはなりません。一歩踏み出してみませんか。
(2)世間体が気になり離婚できない人へ
離婚したいのに世間体が気になって離婚しないという選択肢をとった場合、あなた自身の強いストレスになり、子育て、仕事、交友関係などに悪影響を与えます。特に家庭が不和の状態では、むしろ子どもに対する影響は大きなものになります。
離婚しないで我慢するデメリットを考えた際に世間体を気にして、自部自身の選択を狭めることは正しい選択でしょうか?
また、そもそも世間の人はそれほど人の離婚のことを気にしていません。
一番気にしているのはあなた自身です。
世間体を気にすることは当然だと思います。しかし、あなたにとって最良の選択は世間体を気にすることでしょうか?あなた自身の人生を考えることが最重要で、考えた末の結論が離婚であれば、その一歩を踏み出すべきでしょう。そのためのお手伝いを当事務所では全力を挙げてサポートいたします。
この記事の執筆者
あい法律事務所
弁護士
山口 恭平(Yamaguchi Kyohei)
取扱分野
家事案件(離婚・男女問題、相続)
経歴
法政大学法律学科卒業後、早稲田大学大学院法務研究科に進学。卒業後、平成26年に弁護士登録。同年のぞみ総合法律事務所入所。平成29年にあい法律事務所入所。平成30年同事務所にてパートナー就任し現在に至る。