離婚に応じない妻との離婚を協議で成立させた事例
依頼者と相手方について
・相談者 男性 年齢60代 会社員
・相手方
妻 60代 専業主婦
・離婚理由:性格の不一致
・争点:離婚
・解決期間:約10ヶ月
ご依頼の想い
結婚して1年を経過したが離婚したい、同居している家から自分が出ていくわけにはいかないので、奥さんに出て行ってもらう形で離婚したいとの相談だった。
訴訟で離婚が認められるに足りる事情はなく、いかにして相手方に納得をしてもらうかという交渉だった。
解決の内容
粘り強く交渉した結果、途中で相手方にも代理人がつき、相手方代理人の説得もあって、
和解金として200万円を支払うことで、離婚・一定期間後の退去に応じてももらうことができた。
弁護士からひとこと
同居しながら、双方に代理人がつき、交渉をするという珍しいケースだった。
相談者には大きなお金を用意してもらうことになったが、相談者の都合で離婚を求めるという側面は否めないということを相談者にも理解してもらい、平穏な生活を取り戻すための投資と割り切ってもらい何とか和解金を用意してもらった。
この記事の執筆者
あい法律事務所
弁護士
山口 恭平(Yamaguchi Kyohei)
取扱分野
家事案件(離婚・男女問題、相続)
経歴
法政大学法律学科卒業後、早稲田大学大学院法務研究科に進学。卒業後、平成26年に弁護士登録。同年のぞみ総合法律事務所入所。平成29年にあい法律事務所入所。平成30年同事務所にてパートナー就任し現在に至る。