別居をして離婚を切り出したが、離婚に応じてもらえなかった方へ

相談者「3か月前から別居しています。別居前から夫婦は険悪な状態でした。
別居してから何度か離婚したいと伝えているのですが、夫は、離婚に応じてくれません。
早く離婚して生活を立て直したいです。」

 

弁護士「仮に裁判になったとしても離婚判決を勝ち取れる事情があれば、早期に離婚となる可能性が高まってくるのですが、ご主人が浮気をしていたという事実はありますか?」

 

相談者「それはないですね。」

 

弁護士「では、同居中暴力を振るわれていたということはありましたか?

 

相談者「暴力はないですね。」

 

弁護士「人格を否定されたり、一方的に責め立てられたりして、精神的に追い詰められることはありませんでしたか?

 

相談者「お互いに言い合っていたので、一方的に夫に言われっぱなしということはありませんでしたね。」

 

弁護士「そうですか。そうなると、離婚判決を勝ち取れるほどの事情を見出すのは難しそうですね。
ご主人は、なぜ離婚したくないのでしょう?」

 

相談者「それが、はっきりしないんです。
愛情があるとか、やり直せるとかは思っていないと思うのですが。」

 

弁護士「離婚したくない理由について聞いても答えてくれないのですか?」

 

相談者「そうですね・・・答えてくれないというよりは、感情的になってしまっていて冷静に話し合えていないという面の方が大きいです。」

 

弁護士「なるほど。それでは、離婚したくない理由はちゃんと聞き取ることから、始めた方がよさそうですね。
そのうえで、どうすれば離婚できるのか考えることにしましょう。」

 

後日…

 

弁護士「ご主人の離婚したくない理由は聞けましたか。」

 

相談者「はい。今回は冷静に聞けました。」

 

弁護士「どんな理由でしたか。」

 

相談者「離婚したら子どもと会えなくなりそうだからというのが主な理由でした。」

 

弁護士「相談者さんは、離婚後はお子さんとご主人が交流することについては、どう考えているのですか?」

 

相談者「子どもはパパのことが好きなので、なるべく会わせてあげたいと思ってはいます。

でも、子どもに会いたいからと頻繁に連絡が来たり、運動会とかに来られるのは嫌です。」

 

弁護士「なるほど。ご主人はそのあたりを敏感に察知したのかもしれませんね。

お子さんとご主人の面会を実施する上で双方が納得できるルール作りができれば、離婚が実現しそうですね。」

 

相談者「それは、どうやって進めて行けばいいのでしょうか?」

 

弁護士「そうですね。
ある程度、こちらでルールの下地を作成してから、調整していくのが現実的でしょうね。
一緒に、どんなルールで進めて行くのがお互いの納得を得られるのか考えていきましょう。

離婚を拒否しているのが、妻側なのか夫側なのか、拒否する理由はなんなのかによって、離婚にいたる道筋は無数に存在します。離婚を拒否されてしまった人も、あきらめずに、一度相談にいらしてください。」

 

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